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外壁塗装で失敗しない!選ぶべき塗料の種類と選び方、耐久性・価格を徹底比較

2025.10.15 (Wed) 更新

皆様、こんにちは!

外壁塗装をご検討中であれば、「どの塗料を選べばいいの?」という疑問に必ず直面します。 塗料は、家の色を決めるだけでなく、耐久性、防水性、遮熱性といった家の機能を司る、非常に重要な要素です。

外壁塗装の成功は、まさに塗料選びにかかっていると言っても過言ではありません。

しかし、塗料には「アクリル」「ウレタン」「シリコン」「フッ素」といった基本のものから、「無機」「遮熱」といった高機能なものまで、非常に多くの種類があり、どれを選べば良いのか迷ってしまいますよね。

今回は、私たち地域密着の塗装専門店のプロが、主要な塗料の種類耐久性価格の観点から徹底比較し、お客様の家に最適な塗料の選び方を分かりやすく解説します。 この記事を読んで、ご自宅にぴったりの塗料を見つけ、賢く長持ちする外壁塗装を実現させましょう!


外壁塗装の塗料の基本:耐久性と価格による分類

塗料の種類を理解する前に、外壁塗装における塗料の基本構造を知っておきましょう。

塗料の「ランク」を決める成分

塗料の寿命は「樹脂」の種類で決まる

塗料は、主に「顔料」「添加剤」「溶剤(水やシンナー)」「合成樹脂」の4つの成分でできています。 このうち、塗膜の耐久性や性能を決定づけるのが、「合成樹脂」です。 外壁塗装で使われる塗料は、この合成樹脂の種類によって「アクリル系」「シリコン系」「フッ素系」のように分類され、それぞれの耐久性が決まります。

一般的に、耐久性が高くなるほど、価格も高くなります。

塗料の種類(樹脂) 耐久年数の目安 価格帯(比較)
アクリル 5~8年 ★☆☆☆☆(安価)
ウレタン 8~10年 ★★☆☆☆(標準)
シリコン 10~15年 ★★★☆☆(人気)
フッ素 15~20年 ★★★★☆(高耐久)
無機 20年~ ★★★★★(最高級)

塗装回数は3回塗りが基本

どの塗料を選ぶにしても、外壁塗装は「下塗り・中塗り・上塗り」の合計3回塗りが基本です。 特に、下塗りは、塗料を外壁材にしっかりと密着させるための非常に重要な工程です。 この回数を守らないと、塗料が本来持つ耐久性を発揮できず、早期に剥がれてしまう原因となります。 私たちも、この3回塗りを徹底し、最高品質の仕上がりをお約束します。


外壁塗装で人気!主要な塗料の種類と特徴

戸建て住宅の塗り替えでよく使われる、代表的な塗料の種類について詳しく解説します。

1. コストと色数に優れた「アクリル塗料」

特徴とメリット・デメリット

かつては主流でしたが、現在は耐久性の低さから、戸建ての塗り替えで全面に使用されることは少なくなりました。 しかし、価格が最も安価で、色のバリエーションが豊富というメリットはあります。 また、塗膜がよく伸びる「弾性塗料」として、モルタル外壁などでの弾性塗料として使われることがあることを解説。短期的な塗り替えが必要な仮設建物などにも適しています。

2. コストパフォーマンスに優れた「ウレタン塗料」

特徴とメリット・デメリット

アクリル塗料よりも耐久性が高く、弾力性(柔軟性)があるのが特徴です。 塗膜が柔らかいため、ひび割れ(クラック)の追従性に優れており、モルタル外壁や、複雑な形状の鉄部・木部などの塗装に適しています。 しかし、現在では耐久性と価格のバランスに優れたシリコン塗料が普及したため、使用頻度は減少傾向にあります。

3. 最も人気が高くバランスが良い「シリコン塗料」

特徴とメリット・デメリット

耐久年数が10~15年と長く、価格も手頃であることから、コストパフォーマンスが最も高いと評価されており、多くの地域で最も選ばれている塗料の一つです。 汚れが付着しにくい「低汚染性」や、藻・カビの発生を抑える「防藻・防カビ性」など、優れた機能を持つ製品も多いのが特徴です。 塗料選びに迷ったら「シリコン塗料」を選べば間違いない、と言えるほど、汎用性に優れています。

4. 高い耐久性を誇る「フッ素塗料」

特徴とメリット・デメリット

フッ素塗料は、非常に耐久性が高く、15~20年と長期間にわたり塗膜の美しさを保ちます。 紫外線や雨風に非常に強く、耐候性に優れているため、高層ビルやスカイツリーなどのランドマークにも使用されています。 価格は高くなりますが、塗り替えの回数を減らせるため、長期的に見ればトータルコストが安くなる可能性があります。 メンテナンスが大変な3階建て以上の住宅などにもおすすめです。

5. 機能性塗料の注目株「無機塗料」と「遮熱塗料」

無機塗料

無機物(鉱物など)を配合した塗料で、紫外線に強いのが特徴です。 有機物(樹脂など)と無機物をバランス良く配合しており、20年以上の耐久性を持つ製品もあります。 チョーキング(白亜化現象)が起きにくく、燃えにくいという優れた性能を持っています。

遮熱塗料

夏の暑さ対策として特におすすめしたいのが遮熱塗料です。 太陽光を反射する特殊な顔料を使用しており、外壁や屋根の表面温度の上昇を抑えます。 これにより、室内温度の上昇を抑制し、エアコン代の節約(省エネ)にもつながる機能性塗料です。 シリコン、フッ素、無機など、様々な樹脂に遮熱機能が追加された製品があります。


塗料の選び方:耐久性・費用・目的に合わせた選択基準

多種多様な塗料の中から、ご自宅に最適な一本を選ぶための3つの基準をご紹介します。

選択基準1:建物の寿命とメンテナンスサイクル

予算と年数を天秤にかける

「安いアクリル塗料で頻繁に塗り替える」のと、「高価なフッ素塗料で長持ちさせる」のと、どちらが良いのでしょうか? これは、お客様のライフプランによって変わります。

  • 数年後に建て替えを予定している場合:価格の安いアクリルやウレタンで十分です。

  • 今後20年以上住み続ける予定の場合:フッ素や無機塗料を選び、メンテナンスの回数を減らす方が、長期的なコストパフォーマンスに優れます。

目先の費用だけでなく、塗り替えにかかる足場代人件費も考慮し、トータルでかかる費用を専門家と一緒に計算しましょう。

選択基準2:外壁材との相性(水性・油性)

下地材との適切な組み合わせが必須

塗料は、主に水性と溶剤系(油性)に分けられます。

  • 水性塗料:シンナーなどの有機溶剤を使わないため、臭いが少なく環境に優しい。

  • 溶剤系(油性)塗料:耐久性が高い傾向にあるが、シンナー臭がする。

そして、この塗料と、以前の塗料や現在使用している外壁材(窯業系サイディング、モルタルなど)との相性が非常に重要です。 特に、下塗り材の選定を誤ると、塗膜の密着性が得られず、塗料の性能を最大限に引き出せません。 この判断は専門知識が必要であり、経験豊富な業者に任せることが、失敗しない外壁塗装の鉄則です。

選択基準3:地域の気候と環境

夏の暑さ対策に「遮熱塗料」

日本の多くの地域では、夏場に非常に気温が高くなる傾向があります。 そのため、私たちは特に遮熱塗料をおすすめしています。

遮熱塗料を外壁や屋根に使用することで、塗膜表面の温度を最大で10~20℃も下げられると言われています。 省エネ効果はもちろん、建物内部の温度変化が少なくなることで、外壁材の熱による伸縮(ひび割れの原因)も抑えられるというメリットもあります。


塗料の色選びで失敗しないための注意点

塗料選びで「耐久性」と同じくらい悩むのが「色」です。 色選びで後悔しないための注意点を解説します。

注意点1:面積効果を理解する

見本帳と実物の色の違い

塗料メーカーの色見本帳で「良い色だ」と思って決めても、実際に外壁の広い面積に塗ってみると、思っていた色と違って見えることがあります。 これは、**「面積効果」**と呼ばれる現象で、色が広い面積になると、より明るく(薄く)見えるという視覚効果が働くためです。

色を選ぶ際は、必ずA4サイズ以上の大きな色見本板で確認し、可能であれば、日向と日陰の両方で確認するようにしましょう。

注意点2:艶(光沢)の有無

艶あり・艶消しの選び方

塗料には「艶あり(全艶)」から「3分艶」「5分艶」「艶消し(マット)」といった光沢のレベルがあります。

  • 艶あり:光沢があり、塗膜が滑らかになるため汚れが付きにくく、耐久性が高い傾向にあります。

  • 艶消し:光沢がなく、落ち着いた高級感のある仕上がりになります。

ただし、艶を消すための添加剤が塗料の耐久性をわずかに落とす可能性もあります。 どちらの仕上がりが好みか、耐久性とのバランスを考慮して選びましょう。


塗料選びのプロフェッショナルにご相談を

私たち塗装専門店は、塗料の特性を深く理解し、メーカーの施工基準や認定資格を持っています。

塗料メーカーの資格を持つ専門店の強み

市場に出回っている無数の塗料の中から、お客様のご予算、ご要望、そして何よりも建物の環境を考慮した上で、最も耐久性が高く、コストパフォーマンスに優れた塗料を提案させていただきます。

  • 外壁材の種類(サイディング、モルタルなど)に合わせた最適な下塗り材の選定。

  • 気候特性に負けない機能性塗料の提案。

  • 築年数とライフプランに合わせた適切な耐久年数の塗料の提案。

これらを総合的に判断できるのが、私たちプロの強みです。


まとめ

今回は、外壁塗装の塗料の種類と選び方について、徹底的に解説しました。

  • 耐久年数と価格のバランスが良いシリコン塗料が最も人気であること。

  • 長期的なコストを考えるならフッ素塗料無機塗料も選択肢であること。

  • 夏の暑さ対策には遮熱塗料が有効であること。

  • 塗料選びは下地材との相性が最も重要であること。

塗料選びは、家の性能と寿命を左右する、まさに「運命の選択」です。 「どの塗料がいいか決められない」「予算内で最高の耐久性を手に入れたい」といったお悩みは、私たち専門家にご相談ください。

無料の外壁診断と同時に、最適な塗料の種類をプロの目で診断し、分かりやすくご提案させていただきます。 お客様の大切なご自宅を、最適な塗料でしっかりと守り、安心の暮らしをサポートさせていただきます。

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