外壁塗装工事の雨天時の付き合い方
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外壁塗装工事は雨の日どうなる?知っておきたい「雨天時の付き合い方」
外壁塗装は、建物の美観を保ち、劣化を防ぐために欠かせない工事です。しかし、屋外作業である以上、天気の影響を強く受けます。とくに「雨」は工事にとって大敵。予定通りに進まないことも少なくありません。
この記事では、「雨の日に外壁塗装工事はどうなるのか?」「雨天時にやってはいけないこと」「施主としてできる対応」など、雨天時の外壁塗装との上手な付き合い方を詳しく解説します。
1. なぜ雨の日に外壁塗装ができないのか?
外壁塗装工事では、塗料の密着性や乾燥状態が仕上がりに大きく影響します。雨の日に作業を行うと、次のようなトラブルの原因になるため、基本的に塗装作業は行いません。
● 塗料が流れてしまう
雨に濡れた外壁に塗装すると、塗料が定着せず流れてしまうことがあります。せっかく塗ってもムラになったり、再塗装が必要になったりと、品質に影響します。
● 乾燥不良による剥がれ
塗料は適切な温度と湿度のもとで乾燥させる必要があります。雨の日は湿度が高く、乾燥が不十分になることも。結果として、施工後に塗膜が剥がれたり、膨れたりすることがあります。
● 錆やカビの原因にも
濡れた状態で塗装をしてしまうと、素材内部に水分が閉じ込められることがあり、それが原因で金属部分の錆や木部の腐食・カビが発生する恐れがあります。
このように、品質を保つためにも、塗装作業は雨天を避けるのが基本なのです。
2. 雨の日の対応|中止になるのはどんな工程?
雨が降った場合に中止される作業は主に以下の通りです。
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高圧洗浄作業(軽い雨なら実施可)
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下塗り・中塗り・上塗りなどの塗装作業
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シーリング(コーキング)打ち替え
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養生作業(風が強いと危険な場合あり)
ただし、「足場組立」「材料搬入」など塗装に直接関係ない工程は、雨でも可能な場合があります。
施工業者は天気予報を確認しつつ、臨機応変に工程を調整します。雨が降ったからといってすぐにすべてが止まるわけではありませんが、塗装作業自体は基本的にストップすることになります。
3. 工期への影響は?遅れるとどうなる?
雨によって工事が中断すると、当然ながら予定していた日程にズレが生じます。では、どれくらい遅れる可能性があるのでしょうか?
● 雨が続くと数日〜1週間程度延びることも
梅雨や台風シーズンなど、数日間雨が続く時期は特に工期が延びやすくなります。一般的な戸建て住宅であれば、外壁塗装は10〜14日程度で終わることが多いですが、雨が多いとプラス3日〜1週間程度延びることもあります。
● 契約時に「予備日」を確保しておくのが安心
優良業者は、工事スケジュールを組む際に雨天を想定した「予備日」を設けています。仮に1〜2日雨が降っても、予備日で調整できれば予定通り完了する場合もあります。
4. 雨天中止の連絡はどうなる?
雨天時の工事中止は、通常は当日の朝までに業者から連絡が入ることが多いです。天気が読みにくいときは、前日夕方に判断される場合もあります。
● コミュニケーションを取りやすい環境を
LINEやメール、電話など、日常的に業者との連絡手段をスムーズにしておくことで、急な変更にも対応しやすくなります。特に雨が続く予報が出ている場合は、こまめに連絡を取り合うことが大切です。
5. 雨の日に施主としてできること
雨で作業が止まった日は、何もできないわけではありません。施主側でできることもいくつかあります。
● 足場の安全確認
雨風が強いと、足場のシートが風にあおられて音がしたり、まれにめくれたりすることもあります。不安な場合は業者に相談して調整してもらいましょう。
● 近隣への配慮
工期が延びることで、騒音や駐車などが長引く場合もあります。事前に「天気によって多少工期がずれることがあります」と近隣に伝えておくと、トラブルを避けやすくなります。
● 工事中の記録を取る
業者の対応力や丁寧さを把握するためにも、雨天時の対応状況を記録しておくのはおすすめです。写真を撮っておけば、万が一の保証請求時にも役立ちます。
6. 雨でも信頼できる業者とは?
信頼できる塗装業者は、天気によるリスクをあらかじめ説明し、工事中も丁寧に対応してくれます。以下のような対応が見られると安心です。
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着工前に「雨天時の対応方針」を説明してくれる
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急な中止時でもこまめに連絡をくれる
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工事の品質を最優先し、無理な作業はしない
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雨で遅延しても、最後まで丁寧に仕上げてくれる
「多少予定より長引いてもいいから、しっかりとした施工をしてほしい」と考えるなら、天候による調整にも真摯に対応してくれる業者を選びましょう。
まとめ|雨天時は「中止が当たり前」。無理せず品質重視で
外壁塗装は、天気との付き合い方がとても重要な工事です。雨が降ったら作業を中止するのは当然であり、無理に進めるほうが後の不具合につながります。
施主としては、天候による中断を「やむを得ないもの」と理解し、業者と協力して進めていく姿勢が大切です。むしろ雨の日の対応に誠実さが見える業者ほど、安心して任せられるはずです。