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【無機塗料】特徴・メリット・デメリットとは?

塗装の豆知識 2025.12.04 (Thu) 更新

💡 はじめに:なぜ今、「無機塗料」が選ばれるのか?

皆さま、こんにちは!

外壁塗装を検討される際、アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素など、様々な種類の塗料名を聞くかと思います。その中でも、近年、プロの塗装業者からもお客様からも圧倒的な注目を集めているのが**「無機塗料」**です。

無機塗料は、従来の塗料とは一線を画す「超長寿命」「高機能性」を持ち、「メンテナンスフリーに最も近い塗料」として位置づけられています。

「とにかく長持ちさせたい」「将来の塗り替えコストを抑えたい」とお考えの方にとって、無機塗料はまさに”究極の選択肢”と言えるでしょう。

しかし、「無機物って何?」「本当にそんなに長持ちするの?」といった疑問や、「価格が高いのでは?」という不安もあるかと思います。

このブログでは、私たちライトペイントが、無機塗料の基礎知識からメリット・デメリット、そしてどんな家に最適なのかを徹底的に解説します。塗装で失敗したくない方は、ぜひ最後までお読みください。

【この記事でわかること】

  • 無機塗料の正体と、なぜ長寿命なのか?

  • 無機塗料の圧倒的な4つのメリット

  • 知っておくべきデメリットと注意点

  • 無機塗料が最適な家の特徴費用目安


1. 無機塗料の正体:なぜ「超長寿命」を実現できるのか?

無機塗料の最大の特徴は、塗料の成分に「無機物」が多く含まれている点にあります。

「有機物」と「無機物」の違い

一般的な塗料は、合成樹脂(アクリル、シリコン、フッ素など)を主成分とする「有機物」でできています。有機物は紫外線によって徐々に分解され、劣化します(これがチョーキング現象の原因です)。

一方、無機塗料の主成分である「無機物」とは、石やガラス、陶器など、自然界にある炭素を含まない物質のことです。

  • 無機物の特徴: 紫外線で分解されず、半永久的に性質を保つ(劣化しにくい)。

無機塗料は、この劣化しにくい無機物(ケイ素など)を主成分とし、塗料としての機能(密着性、柔軟性)を持たせるために、最低限の有機物を結合させて作られています。

💎 長寿命の理由:圧倒的な耐候性

無機塗料の核となる無機結合体は、紫外線による影響をほとんど受けません。これにより、塗膜が分解されにくく、従来の塗料(シリコンで約10~15年、フッ素で約15~20年)と比較して、20年~25年という圧倒的な耐用年数を実現できるのです。


2. 無機塗料の圧倒的な4つのメリット

超長寿命なだけでなく、無機塗料はあなたの家を様々な面で守ってくれます。

メリット1:圧倒的な耐候性と超長寿命

上記で解説した通り、耐用年数は20年〜25年と、現在市場にある塗料の中でトップクラスです。これにより、塗り替え回数を大幅に減らすことができ、将来のメンテナンスコストを最小限に抑えられます。

メリット2:低汚染性

無機塗料の塗膜は、親水性(水に馴染みやすい性質)が高いものが多いです。外壁に汚れが付着しても、雨が降ると汚れの下に水が入り込み、汚れを浮き上がらせて洗い流してくれます。これにより、長期間にわたって美しい外観を維持できます。

メリット3:カビ・藻が発生しにくい

カビや藻は、塗料に含まれる有機物を栄養源として繁殖します。無機塗料は有機物の含有量が少ないため、カビや藻が栄養源を得られず、非常に繁殖しにくい性質を持っています。湿気がこもりやすい場所や、日当たりの悪い北側の外壁に最適です。

メリット4:不燃性で高い防火性能

無機物は燃えないため、無機塗料の塗膜も非常に燃えにくいという特徴があります。万が一の火災の際にも、炎が広がるのを遅らせる高い防火性能を発揮します。


3. 知っておきたい!無機塗料のデメリットと注意点

無機塗料は非常に優れていますが、いくつかの注意点もあります。すべてを理解した上で選択することが重要です。

デメリット1:初期費用が高い

無機塗料は、高機能な無機素材を配合しているため、ウレタンやシリコンなどの普及品に比べて材料費が高くなります。初期の支払い額は高くなりますが、耐用年数を考慮したトータルコストでは安くなるケースがほとんどです。(詳しくは後述)

デメリット2:硬すぎる性質

無機物の特性上、塗膜が非常に硬くなりがちです。これにより、揺れが大きい木造住宅や、下地の動きに追従できないと、塗膜がひび割れてしまう**「塗膜割れ」**を起こすリスクがあります。

  • ライトペイントの対策: 弊社では、このデメリットを解消するため、適度な弾性を持たせた**「ハイブリッド型無機塗料」**を推奨・使用しています。

デメリット3:施工できる業者が限られる

無機塗料は、特殊な下地処理や厳密な塗布量が求められるため、知識と技術を持った業者でなければ、本来の性能を発揮できません。経験豊富な優良業者を選ぶことが、無機塗料の性能を引き出す絶対条件です。


4. コストシミュレーション:無機塗料が最も「経済的」な理由

初期費用が高い無機塗料ですが、長期的な視点で見ると、実は最も経済的な塗料になり得ます。

一般的な戸建て(延床面積30坪)を例に、30年間にかかるメンテナンス費用を比較してみましょう。(足場費用は1回あたり30万円として試算)

塗料の種類 耐用年数(目安) 30年間で必要な回数 1回あたりの費用(目安) 30年間の総費用(目安)
シリコン 12年 2回 約90万円 270万円(90万円×3回)
フッ素 18年 1回 約110万円 220万円(110万円×2回)
無機塗料 25年 1回 約130万円 160万円(※)

※30年目に再度塗装が必要となるが、足場費用を考慮すると実質的に25年間メンテナンスフリーに近い。

このシミュレーションからわかるように、無機塗料を選べば、シリコン塗料と比べて30年間で約100万円以上のコスト削減が見込めます。塗り替えの回数が減る=足場代の節約こそが、最大の経済的メリットなのです。


5. ライトペイントの提案:無機塗料が最適な家とは?

以下の項目に当てはまる方は、無機塗料を第一候補として検討することをおすすめします。

  • とにかく長持ちさせたい方(次に塗り替える時まで20年以上空けたい方)

  • 将来のメンテナンス費用を抑えたい方(コスト意識の高い方)

  • 日当たりが良く、紫外線が強く当たる立地の家

  • カビや藻に悩まされている立地の家

  • 建物の美観を長期間保ちたい方(セルフクリーニング機能重視)

ライトペイントでは、お客様の家の状態やご予算に合わせて、最適なハイブリッド無機塗料をご提案しています。

「無機塗料に興味があるけど、費用が心配」「うちの外壁材に合うか知りたい」など、どんな疑問でもお気軽にご相談ください。

ライトペイントが、あなたの住まいに「究極の耐久性」と「長期的な安心」をお届けします。

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