外壁塗装の吹付塗装とローラー塗装の違いとメリットデメリット
こんにちは!ライトペイント髙井です。
今回は『吹付塗装』と『ローラー塗装』の違いとメリットデメリットを紹介したいと思います。
塗装をするのには色々な工法があります。
是非お読みください!
外壁塗装の「吹付塗装」と「ローラー塗装」の違い|メリット・デメリットを徹底比較
外壁塗装を検討していると、「吹付塗装」と「ローラー塗装」という言葉を耳にする機会は多いでしょう。どちらもプロの塗装職人が行う施工方法ですが、仕上がりの風合い、工期、費用、耐久性などに違いがあり、状況に合わせた適切な選択が重要です。本記事では、両工法の特徴とメリット・デメリットを写真を用いて分かりやすく解説します。
■ 吹付塗装とは
吹付塗装とは、スプレーガンと呼ばれる専用機械を使用し、霧状にした塗料を外壁へ吹き付けていく施工方法です。

機械に圧力をかけて塗料を噴霧するため、広い面積をスピーディーに施工でき、パターン(模様)をつけた立体的な仕上げも可能。とくにモルタル外壁で使用されることが多く、吹付特有の「リシン」「スタッコ」「吹付タイル(ボンタイル)」など、多様な表情を演出できます。
● 吹付塗装のメリット
① 独特の質感・模様が出せる
吹付塗装の最大の魅力は、ローラーでは再現が難しい 細かな凹凸のパターンを作れる点です。
・和風住宅のしっとりとした外観
・重厚感のあるモルタル壁
など、建物の雰囲気を高めたい場合に最適です。
② 作業スピードが速い
広範囲に塗料を霧状で広げられるため、面積が大きい建物ほど効率的に施工できます。
③ 細部の塗り残しが出にくい
霧状の塗料が入り組んだ部分まで届きやすく、複雑な形状の壁材でも均一に塗装されます。
● 吹付塗装のデメリット
① 塗料の飛散リスクが大きい
最大の注意点がこれです。
塗料が霧状のため、風に流されやすく、周囲への飛散を防ぐために 広範囲の養生が必要です。
② 音や機械が必要で手間も大きい
コンプレッサーの動作音や設備準備の手間があり、住宅密集地ではローラー塗装が選ばれやすい傾向にあります。
③ 仕上がりが職人の腕に左右される
模様の付け方や均一さは経験値が大きく関わります。熟練職人が多い業者を選ぶことが重要です。
■ ローラー塗装とは
ローラー塗装は、塗装ローラーを使って手作業で塗料を外壁に塗り広げる方法です。現在の日本では、最も一般的な外壁塗装の工法となっています。

塗膜の厚みを安定してつけられ、周囲に飛散しにくいことから、住宅街での施工に非常に適しています。
● ローラー塗装のメリット
① 塗料の飛散が少なく安全
向かいの家や車に塗料が飛ぶリスクが少なく、戸建て住宅ではほぼ標準として利用されます。
② 仕上がりが安定しやすい
ローラーは一定の厚みで塗膜を形成しやすく、施工ムラが少ないのが特徴です。
③ ほとんどの外壁材に対応
サイディング、モルタル、ALC、金属系など幅広く適合します。
● ローラー塗装のデメリット
① 複雑な凹凸は塗り残しが起きる場合がある
ローラーが届かない細部や深い凹凸には刷毛の併用が必要です。
② 意匠性のある模様は再現しにくい
吹付塗装でできる細かいパターンは再現が難しく、基本は「平滑(なめらか)」な仕上がりになります。
③ 広い面積では時間がかかる
ローラーは手作業のため、マンションなど大規模物件では吹付塗装よりも時間がかかります。
■ 建物や目的による「おすすめの選び方」
● ① 美観を重視するなら吹付塗装
・個性的な模様を出したい
・和風・洋風の雰囲気を強調したい
・重厚感のある外壁にしたい
→ 意匠性が高く、デザインにこだわる方に向いています。
● ② 住宅街での施工・一般住宅にはローラー塗装
・飛散トラブルを避けたい
・コストと品質のバランスを重視
・サイディング外壁がメイン
→ 戸建ての大半で採用されるベーシックな方法です。
■ まとめ
吹付塗装とローラー塗装は、どちらも優れた施工方法ですが、建物の状況・周囲の環境・求める仕上がりによって最適な選択が変わります。
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吹付塗装:模様をつけられ、スピーディーだが飛散に注意
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ローラー塗装:飛散が少なく安定した仕上がりだが、模様表現には向かない

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